飲食業界で非常に大切なメラビアンの法則 活用術とは?

飲食業界で非常に大切なメラビアンの法則 活用術とは?

 

飲食店で働く皆さんは、メラビアンの法則をご存じでしょうか?

「メラビアンの法則」は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心理学名誉教授であるアルバート・メラビアンが、彼の著書『 Silent messages(邦題:非言語コミュニケーション)』の中で発表した法則です。
今回の記事は飲食業界の経営者・幹部社員・飲食で出世したいと考える人に向けて記事を書いていきます。
飲食業界で経営者・幹部をされている方も、当然これから出世したいと仕事に全ツッパしてる人にも警鐘を鳴らしたいと思います。
圧倒的な成果を出す人の8つの特徴とは?
✓成果を出す人は、とにかく「実行」にこだわる。
✓成果を出す人は、とにかく「量」をこなす。
✓成果を出す人は、PDCAを回し、改善を繰り返す。
✓成果を出す人は、自分の取り組む仕事について詳しい。
✓成果を出す人は、「できる方法」を探す。
✓成果を出す人は、結果を重視する。
✓成果を出す人は、教えや情報を素直に吸収する。
✓成果を出す人は、ものごとをシンプルに考える。
とよく言われますが、これでは足りないのです。
これで突っ走ると、人生を非常に遠回りしていると表現するのが正解だと思います。
この記事を読んで頂くと飲食業界において、もう一つ重要な視点が必要だと理解して頂けます。
とはいえ、その視点がなければ成果を掴めないのかと言えば、違います。
圧倒的な行動力を継続的に行える突破力があれば、遠回りをモノともしないのも事実でしょう。
今回は、そんな重要な視点であるメラビアンの法則を教訓にする活用術について解説します。

飲食業界でも活用すべき「メラビアンの法則」とは?


メラビアンの法則によると、相手に伝わるのは、

✓言語情報(Verbal:7%):話の内容
✓聴覚情報(Vocal:38%):声の質・速さ・口調
✓視覚情報(Visual: 55%):見た目・表情・しぐさ・視線

と言われており、圧倒的に人は視覚情報に偏っています。

コミュニケーションの上達術の中には4つの壁があるとされています。

✓(1)外見(表情、髪型、服装)
✓(2)態度(立ち方など)
✓(3)話し方(声の大きさやトーン、言葉の選び方など)
✓(4)話の内容

これらをそれぞれ改善していくと、伝え方が飛躍的にアップするということなのです。
勿論、これだけでなく人に伝わるしくみを知ることも大切です。


詳しくは過去参考記事を見てください。
過去参考記事:飲食店で働くというより、人として生きるのに大切な伝わるしくみ。

メラビアンの法則と聞けば、「話の内容よりも見た目の印象が大事」、「人は見た目が全て!」

という間違った解釈がされがちです。

ついでに、間違った解釈についても解説をします。

「メラビアンの法則」の実験内容はこんな感じだった。

 

どのように実験されたのか解説します。

✓STEP1、「好意」「嫌悪」「中立」をイメージする言葉を設定し、
それぞれのイメージで録音します。
(例えば「好意」をイメージする言葉は、恋人を呼ぶ「honey」のような言葉です。)✓STEP2、「好意」「嫌悪」「中立」を表す表情の顔写真を用意し、
矛盾した組み合わせで被験者に見てもらうことにします。✓STEP3、被験者が「好意」「嫌悪」「中立」どの感情を受け取ったのかを質問。
その結果、
分析すると、先ほどの言語情報7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%となりました。

 

ここで大切なのは、
「言葉そのものや話し方と表情が矛盾していた」という前提条件です

 

この前提条件が抜け落ちて、「言語情報7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%」という数字だけがひとり歩きしてしまった結果、「言語情報や聴覚情報よりも、なによりも視覚情報が大事!」「見た目が一番重要」という間違った解釈が生まれてしまいました。

たしかに、見た目が重要という考え方は間違ってはいませんが、メラビアンの法則が示している内容は、それではありません。

 

飲食店で意識すべきメラビアンの法則からの警鐘。

言語情報7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55% という数値よりも、
相手側が受け取る言語情報、聴覚情報、視覚情報に統合性があるのか、ないのか?

ここが非常に大切になるのがメラビアンの法則です。

相手が貴方を気遣って話す内容に、表情が動揺した感じだと受け取ってしまったり、声に焦りや怯えみたいなモノを感じ取ってしまうと言語情報である話す内容に対して信ぴょう性を感じれず、言語情報である気遣って話した内容に対して理解してもらえない事になります。

 

飲食業界でというより、言葉を発するあなたに統合性があるか?

「人は見た目が9割」という言われ方もメラビアンの法則を例に言われます。

メラビアンの法則の教えを大切にして、

非言語コミュニケーションをいかにデザインするのかを、心掛けることが非常に大切です。

いくら言葉で前向きで革新的なことを述べていても、見た目からそれが伝わってこなければ、人の心は動かないということを常に意識しましょう。

そのためには、やはり身だしなみを整え、ハキハキと明朗にふるまうことが大切だということです。
メラビアンの法則でいう「人の見た目は9割」の見た目は、
表情・手振り以外に、服装や髪型などすべてのことを指します。

 

極端な例ですが、

身なりが汚い人が、いくら革新的で先進的なアイデアを話しても、好意的に受け止めてもらうことは困難です。

人の心を動かすためには、その素晴らしい主張がマイナスにならない見た目が大切なのです。

特に、飲食業界は老いも若きも一緒になって働く職場です。
若く感度の高い人たちを指揮していくマネジメント層が酷く汚いおっさんでは、お話にならないのです。

 

飲食店では見た目も大切だが、マインドも大切。

 

マズロー欲求5段階説の解説でも紹介していますが、飲食業界のマネジメント層が自らの承認欲求すら満たせていない状態ならば人を牽引するカリスマ性やリーダーシップを発揮する事など出来ません。

詳しく説明します!

良質なマインド(自分がさまざまな欲求を満たせている根拠からくる日頃の言動や内在している考え方、感じ方)は、ハッキリと他人から見ても何となくでしょうが、その良質のマインドを感じ取る事ができます。

見る側によっては、自信の塊とも感じますし、、オーラが凄いと感じる人もいます。
このあたりについて詳しくは過去記事を参考にしてください。
過去参考記事:飲食店で働く人たちは何故、「やりがい」や「充足感」が持てないのか? 

そして、実はこれが視覚情報に大きく影響を与えます。

1つ例を挙げます!

日頃の発言に自信をもたず発言しているリーダーは、そのおどおどした表情や態度から他のスタッフの信認を得る事は特別すばらしく感じる長所がない限り、難しいでしょう。
しかし、そのリーダーに自信がなくとも飲食業の現場でお店を良くしていく能力があれば、いずれ小さい成功体験を積み上げることになり、その小さい成功体験を共に享受した他のスタッフから段々と信頼を勝ち得ていく事になります。
そーすると、このリーダーには承認を上席からも部下からも集まる事になり、このリーダーは承認欲求を満たした事で段々と自信をもち、発言に自信がみなぎる事になります。
ここまで来ると、このリーダーの考え方や感じ方まで変化していき、このリーダーはその能力に見合った人生そのものをデザインする力を得ていく事になります。

このように、マインドが非常に大切なのです。

もう一つ大切な事があります。

メタ認知力です。メタ認知力に関する解説も記事を書いてますので、ここで概要については割愛しますがメラビアンの法則に関わる内容です。

承認欲求を満たされたと感じるレベルは人それぞれです。

イケてない上司の中には、周りに承認(尊敬とか好かれてるとか?)されていると大きな誤解して自信満々に接してくるイタい上司や同僚も飲食業界にはたくさん居るはずです。そもそもメタ認知力がショボい感度が壊れている人って厳しい。。。

もう一つのパターンは老害です。

現場回してる俺スゲーみたいな考え方の方々です。

経験ていどで回せてる現場力はテクノロジーの発展で、年々その重要度が下がってくる程度の力で、経験が活きる時代は旧社会的で俺スゲーって思ってるおめぇーは情弱としか言えません。

この老害の方々も、先ほどの例と同様マクロ視点でもミクロ視点でも世の中を俯瞰できておらず、メタ認知力が低いです。

ここで、この記事の最初に話してた内容を振り返ってみたい。

圧倒的な成果を挙げてると思ってる人が、俺は圧倒的だと思ってるが故に、メラビアンの法則なんてつまんねーよとかって言ってるのは本当にかっこ悪いです。。。

そもそも、

✓自分だけが圧倒的だと思ってるだけで、周りに気を使わせてしまってるだけの人多いし。

✓メラビアンの法則の意味まちがいなく、理解できてないし。。。

✓メラビアンの法則を下げて話す人にマネジメントの本質を理解している人なんていませんから。

このような方が大量にわいてるのが、飲食業界ですので注意が必要ですよ。

この様に、常に組織・社会と自分を客観視できる能力を用い、自分の承認欲求を満たせる生活術・幸福の土台を獲得しつつ、メラビアンの法則にもたまーに想いをはせるといったマインドを持ちましょう。

そして、飲食業界での生き方をデザインできる能力を手に入れてみよーと考えて頂きたいと思います。

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